第19話「音楽の積み木:ひなちゃんの作曲体験」

皆さん、一緒に音楽制作の世界を覗いてみませんか?ここで使うサイトは https://learningmusic.ableton.com/ です。私と一緒に、音楽制作の基本を学んでいきましょう!


「えっと…これが姉ちゃんの言ってたサイト?」

私、陽菜は緊張しながらパソコンの画面を見つめていた。美樹お姉ちゃんが教えてくれたサイトを開いたところ、不思議な四角いボタンがたくさん並んでいる。

「ドラム、ベース、コード、メロディー…って書いてある。これ、押してもいいのかな?」

恐る恐る、ドラムの一番上のボタンをクリックしてみる。

「わっ!」

突然、リズミカルな音が鳴り始めて、思わず飛び上がってしまった。でも、不思議と心地良い。

「へぇ…これがドラムの音なんだ」

次は、ベースのボタンを押してみる。低い音が響き、さっきのドラムと一緒になって、なんだかカッコいい感じになった。

「すごい…音が重なっていくと、こんなに違うんだ」

コードのボタンも押してみる。和音が加わって、さらに音楽らしくなっていく。

「あれ?なんか聞いたことがあるような…」

最後に、メロディーのボタンを押す。

「わぁ!本当に音楽になった!」

四つの要素が重なり合って、ちゃんとした曲になっている。まるで魔法みたい。

「そっか…音楽って、こうやって作られていくんだ」

いろいろなボタンを押して、組み合わせを変えていく。ドラムを変えると、曲の雰囲気がガラッと変わる。ベースを変えると、土台が変わる感じ。コードを変えると、明るくなったり暗くなったり。メロディーを変えると、まるで違う曲みたい。

「面白い…これ、全部で256通りの組み合わせができるんだ!」

計算してみて、自分でも驚く。音楽って、こんなに可能性があるんだ。

「でも、どうしてこの組み合わせだと『音楽』って感じるんだろう?」

疑問が湧いてくる。リズム、低音、和音、メロディー…それぞれが役割を持っていて、でも一つになると音楽になる。不思議だ。

「そういえば、お姉ちゃんが言ってた『ダンスミュージック』ってこんな感じなのかな?」

リズミカルで、体が自然に動き出しそうな音楽。アイドルソングとは少し違うけど、なんとなく共通点も感じる。

「よーし、もっといろんな組み合わせを試してみよう!」

夢中になって、いろいろなパターンを試していく。時には変な組み合わせになって笑ってしまうこともあるけど、それも楽しい。

「あ!これいいかも!」

気に入った組み合わせが見つかると、思わず体が動き出す。音楽って、こんなに楽しいんだ。

「でも…これ、全部用意されたものだよね。自分で一から作るのは、もっと難しいのかな」

ふと、不安がよぎる。でも、すぐに振り払う。

「大丈夫、一歩ずつ頑張ればいいんだ。お姉ちゃんも言ってたし」

画面の一番下に、次のレッスンへのリンクを見つける。

「次は…リズムについてか。楽しみだな!」

クリックする前に、ふと窓の外を見る。夕日が沈みかけている。こんなに時間が経っていたなんて。

「音楽って、時間を忘れちゃうくらい楽しいんだな」

そう思いながら、次のレッスンへと進む。私の音楽制作の冒険は、まだ始まったばかり。でも、こんなにワクワクするなんて。

「お姉ちゃん、ありがとう。素敵な世界を教えてくれて」

そっと呟いて、次のページへ。新しい発見が、きっとそこで待っている。


音楽制作の第一歩を踏み出した陽菜。彼女の目には、新しい世界への好奇心と挑戦への意欲が輝いていた。これから彼女がどんな音楽を生み出していくのか、その journey はまだ始まったばかり。でも、こんな風に一つ一つ学んでいけば、きっといつかは素敵な曲が作れるはず。

皆さんも、陽菜と一緒に音楽制作の世界を探検してみませんか?きっと、新しい発見と喜びが待っているはずです。さぁ、次のレッスンへ進みましょう!

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