夕暮れ時の部屋に、姉妹の静かな会話が響く。美樹は深呼吸をして、陽菜に向き直る。
「さぁ、ここからもっと深い音楽制作の世界に入っていくわよ、準備はいい?ひなちゃん」
陽菜は目を輝かせて答える。「大丈夫!楽しみだよ、お姉ちゃん!」
美樹はにっこりと笑うと、突然、部屋の空気が変わったかのように、どこか遠くを見つめながら話し始める。
「ここまで読んでくれているあなたも、ひなと一緒に音楽制作を学んでいこうね。ここからは各カテゴリーの中から、知りたい物語に進んでいってね!」
陽菜は首をかしげる。「え?お姉ちゃん、誰に話しかけてるの?」
美樹は一瞬たじろぐが、すぐに落ち着きを取り戻す。「あ、いやいや、こっちの話よ。気にしないで」
そして、また遠くを見つめながら続ける。
「あと一応補足なんだけど、あくまで私の音楽歴の中で培ってきた経験やノウハウ、考え方を解説しているから、実際はそうじゃない、もっとこうすればいいのになど、読む人によっては違和感がでる部分もあるかもしれません。
でも、頭の中にある感覚やセンスや経験を伝えるのは難しいですよね。多少の解釈違いや強引なやり方などもでてくるかもしれませんが、許してね!
これから音楽制作を始める人にもわかりやすい説明を常に心がけているわ。もし読んでも意味不明だったり聞きたいことがあったらコメント欄に書いてもいいし、直接私に聞いてもOK!
音楽制作ってとっても面白い世界だから一人でも多くチャレンジして、1日でも多く挫折しないで、1曲でも多く世の中に作品を出してもらいたい!そんな想いをいつも持っているの。だから、ひなと一緒にがんばろうね!」
陽菜は少し困惑した表情を浮かべながら、でも興味深そうに美樹を見つめる。「お姉ちゃん、なんだかすごく熱くなってきたね。私たち以外の誰かに話しかけてるみたい」
美樹は少し照れくさそうに笑う。「あはは、そうかな。でも、音楽って本当に素晴らしいものだから、つい熱くなっちゃうんだ」
陽菜は目を輝かせて頷く。「うん!お姉ちゃんの熱意、すごく伝わってくるよ。私も頑張りたくなってきた!」
美樹は嬉しそうに陽菜の頭を撫でる。「そう言ってくれて嬉しいわ。これからが本当の冒険の始まりよ。一緒に頑張ろうね」
「うん!絶対に素敵な音楽を作るんだ!」陽菜は決意に満ちた様子で宣言する。
美樹も負けじと声を上げる。「その意気よ!さぁ、音楽の世界に飛び込もう!」 「おー!」
美樹は突然眉をひそめる。「ちょっとひな、元気が足りないよ!もっと勢い出して!読んでいるあなたももっと元気に!」
陽菜は驚いた表情で部屋を見回す。「え、また!?誰かいるの!?こわ!!」
美樹は再び声を張り上げる。「もう一回!さぁ、音楽の世界に飛び込もう!」
「お、おー!」
陽菜は動揺しながらも、精一杯元気に声を出す。姉の様子に戸惑いつつも、その熱意に引っ張られているようだ。
姉妹の元気な掛け声が部屋中に響き渡る。新たな冒険の幕開けを告げるかのように、二人の目には輝きが満ちていた。
これから始まる音楽制作の旅。それは決して平坦な道のりではないだろう。でも、二人ならきっと乗り越えられる。そして、この物語を読んでいるあなたも、きっと自分だけの音楽の道を切り開いていけるはず。
新しい章の幕開けだ。さぁ、素晴らしい音楽の世界へ、一緒に飛び込もう!